ノンバンクとは、銀行以外の金融機関のことです。銀行のようなお金を預かる業務を行わず、お金を貸すなどの与信業務に特化しています。銀行等と比べて貸出金利は高めになる傾向がありますが、貸し出しの自由度は高く、融資スピードが早いのがノンバンクの特徴です。
ノンバンクと銀行では、貸付の際に適用される法律に「総量規制」が含まれているか否かで異なります。
総量規制とは、貸金業者から借りられるお金の総額の上限を規制する法律です。2022年11月時点で、対象となる金融業者は、借主に対して年収の1/3を超える貸付を行ってはいけないと定められています。
ノンバンクは、信販会社や消費者金融など、個人向けの貸付を行う貸金業者向けの「貸金業法」が対象となり、総量規制が含まれています。
一方で銀行は「銀行法」が適用され、総量規制の代わりに、独自の規制を設けていることがほとんどです。いずれも無理のある借り入れから利用者を守る目的で定められています。