不動産担保ローンとは、土地や建物など、所有している不動産を担保として提供することで、融資を受けられる金融商品です。無担保の場合と比べ、低金利でお金を借りられることに加え、資金使途が原則自由でありさまざまなニーズを満たすことができる点が魅力です。
低金利とはいえ、住宅ローンや他のローンに比べどれくらい金利が低いのか気になる方は多いのではないでしょうか。
今回は不動産担保ローンの金利相場や低金利で借入するコツについて解説していきます。
【不動産担保ローンの金利相場は?】
不動産担保ローン商品を取り扱っている金融機関は主に「銀行系」と「ノンバンク系」の2つといえます。
「銀行系」の不動産担保ローンの金利相場は1%~8%程で、比較的に金利が低いのが特徴的です。
一方で、審査基準が厳しく、審査や融資までに時間がかかるというデメリットがあります。
「ノンバンク系」の不動産担保ローンの金利相場は2%~15%程で、銀行系と比べると金利水準は高い傾向にあります。
金利水準が高いノンバンク系の不動産担保ローンですが、担保価値を最大評価することにより銀行系より高額の借入が期待できるほか、審査から融資までかかる時間も割とスピーディな場合が多く、銀行系より柔軟な対応が可能な場合が多いのが特徴的です。
【不動産担保ローンを低金利で借入するコツ】
不動産担保ローンを利用する上で、金利を低く抑えるには以下のようなポイントがあげられます。
①借入額を見直す
~収入や不動産の担保価値に対して借入額の比率が高すぎると、金融機関側のリスクも高まりますので金利も上がる場合があります。金融機関によって審査基準が異なるため一概には言えませんが、ご自身の収入状況や担保不動産の価値をしっかりと把握した上で、借入額について相談してみましょう。
②不動産の担保価値をアピールする
金融機関の担当者へ、収入状況などの書類の提出だけでなく、担保にする不動産の価値をアピールしてみましょう。例えば担保にする不動産につき過去リフォームした場合など、担保価値を補足する情報を担当者へ伝え、積極的にアピールしていきましょう。担保価値を重視する不動産担保ローンにおいて、このような情報を提供することにより、有利に進む場合があるかもしれません。
【まとめ】
不動産担保ローンにおいて適用される金利は、借入期間、借入人の信用力、不動産の担保価値など、金融機関ごとにさまざまな観点で審査されます。
今回ご紹介した「銀行系」と「ノンバンク系」の2つの不動産担保ローンの特徴を把握された上で、お客様のニーズに合わせた商品を選びましょう。