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個人で1,000万円借りる方法はある?

個人でまとまった資金の融資を受けることは可能なのでしょうか?

結論から申し上げますと、不動産担保ローンを利用すれば、個人でも1,000万円の借入が可能なケースがあります。担保として提供する不動産の評価次第では、さらに高額な融資も受けられます。ここでは、不動産担保ローンを通じて個人が1,000万円を借りる際の流れやポイントを詳しく解説します。


1. 1,000万円を借りるための流れ

金融機関の選択

  • 銀行系:低金利(2~5%程度)ですが、審査が厳しく、融資まで時間がかかる傾向があります。
  • ノンバンク系:スピーディーな融資が可能で、審査が柔軟ですが、金利は若干高め(5~10%程度)。

不動産の査定

  • 不動産の市場価値を査定し、通常はその50~70%が融資限度額の目安となります。
  • 収益物件(賃貸アパート、マンションなど)を担保にする場合、賃料収入も評価の一部として考慮されます。
  • 担保物件の所在地が都市部や人気エリアだと、評価が高くなる傾向にあります。

審査と必要書類の準備

  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
  • 不動産の登記簿謄本(所有を証明するため)
  • 収入証明書(給与明細や確定申告書)
  • 返済計画書(融資実行後の返済見込みを説明するもの)

契約と融資実行

  • 審査に通過した後、契約を結び、担保物件に抵当権を設定します。
  • 登記変更の手続きが完了した後、数日以内に融資が実行されます。

2. メリットとデメリット

メリット

  • 総量規制の対象外:不動産担保ローンは総量規制に縛られないため、年収の3分の1を超える借入も可能。
  • 低金利で高額融資:信用ローンよりも金利が低く、1,000万円以上の借入も実現可能。
  • 資金使途が自由:生活費、事業資金、他社借入の一本化など、幅広い用途に対応。

デメリット

  • 担保リスク:返済が滞ると担保物件が競売にかけられる可能性がある。
  • 諸費用が発生:融資契約時に登記費用、司法書士費用、印紙税などがかかる。
  • 審査に時間がかかる場合も:不動産の査定や登記手続きに1~2週間かかるケースもある。

3. まとめとポイント

不動産担保ローンを利用すれば、担保物件の評価が十分であれば、個人でも1,000万円の借入が可能です。融資条件や金利は金融機関ごとに異なるため、複数の金融機関から見積もりを取り、比較することをお勧めします。銀行とノンバンクのどちらを選ぶかは、スピード重視か低金利重視かによって決めるとよいでしょう。

また、返済が滞るリスクもあるため、無理のない返済計画を立てることが重要です。事前相談で担当者に不明点を確認し、慎重に進めるのが成功のカギです。

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