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ノンリコースローンとは?メリット・デメリットを解説

ノンリコースローンとは非遡及型融資と呼ばれており、借入人が保有する特定の資産(責任財産)から生ずるキャッシュフローのみを原資に債務履行がなされる融資をいいます。
これに対して、資産等を担保にするほか、個人保証などにより当該資産等の範囲を超えた債権取立てがなされる(遡及する)融資を「リコースローン」といい、担保融資はリコースローンになります。

△ノンリコースローンのメリット

①ローン返済の責任範囲を限定できる
~ノンリコースローンの最大のメリットは、ローン返済の責任の範囲を限定できることです。そのため、不動産を売ってしまえば、それ以上の返済義務が発生しません。
②返済不能時に他の資産へ影響しない
~ノンリコースローンなら万が一返済が困難な状態に陥ってしまったとしても、金融機関に物件を渡してしまえば、返済の必要はないため、他の資産への影響はありません。

△ノンリコースローンのデメリット

①金利が高い
~不動産投資家が返済不能となった場合、そのほとんどのリスクを金融機関が負担することになるため、一般的なローン比べ金利が高く設定されている場合が多いです。
②審査が厳しい
~ノンリコースローンの審査は非常に厳しいです。物件の収益性が低いと審査が通らなくなります。
③利用できる金融機関が少ない
~日本では知名度が低くまだまだ利用者が少ないため、不動産担保ローンとして利用できる金融機関が限定されています。

あまり聞きなじみのないノンリコースローンですが、少しずつ知名度を高めつつありますので、不動産はもちろん、他のサービスでもノンリコースローンが採用されていくでしょう。

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